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池袋ウエストゲートパーク

更新日:2021年9月23日


池袋ウエストゲートパーク。通称『I.W.G.P』。2000年TBS系列にて放送されたドラマはカルト的な人気を博し当時の若者を熱狂させた、言わずと知れた名作だ。

最近ではアニメでリバイバルされ、現代の若者にも認知されたのではないだろうか。



原作は石田衣良の同名小説だが、一部キャラクター設定の変更やドラマならではの小ネタが随所に織り込まれる独自の解釈で作成された。当然原作も文句なしの物語だが、このドラマ版はさらに魅力的な作品に仕上がっている。



あらすじ



物語の舞台は池袋西口公園=池袋ウエストゲートパーク(以下、IWGP)。

主人公であるマコトは地元池袋の果物屋の息子で、高校卒業以来実家の手伝いをしながらフラフラと遊んで過ごしている若者だった。

いつものようにIWGPで友人であるマサ、ひょんな事から仲良くなったシュンとつるんでいるとギャルの二人組に声を掛けられる。ヒカルとリカだった。意気投合し、よく遊ぶ仲となる。

同じ頃、池袋では女子高生考察未遂事件が二件発生。最初は他人事だと思っていた彼らだったが、リカが殺された事で一変していく……。


物語が進む毎に様々な厄介事に巻き込まれていくマコトは、型破りな方法で次々に事件を解決に導いていく。ギャング、暴力団、引き籠り、オタク、個性豊かな協力者達と謎に挑んでいくうちに、マコトはいつしか『トラブルシューター』として名を馳せる事となる。



キャスト


真島 誠(マコト) 演:長瀬智也

渋沢 光子(ヒカル) 演:加藤あい

安藤 崇(タカシ) 演:窪塚洋介

山井 武士(ドーベルマン山井) 演:坂口憲二

森 正弘(マサ) 演:佐藤隆太

水野 俊司(シュン) 演:山下智久

森永 和範 演:高橋一生

中村 理香(リカ) 演:酒井若菜

斉藤 富二夫(サル) 演:妻夫木聡

氷高 演:遠藤憲一

横山 礼一郎 演:渡辺謙

吉岡 保 演:きたろう

浜口 演:阿部サダヲ

松井 加奈:小雪



一目瞭然の豪華俳優陣。当時は若かったが、今では押しも押されぬ主役級の俳優揃いだ。特に、当時アイドル全盛期のTOKIOに所属していた長瀬智也、若手俳優の中で抜群の人気と実力を誇る窪塚洋介。二人のカッコよさは、男なら誰もが憧れたであろう。


マコトとタカシ、絶妙な信頼関係とそれぞれの圧倒的な強さ、若者なりの苦悩と葛藤。これらをコメディ要素を交えながら体感できるのが池袋ウエストゲートパークの魅力の一つでもあるのだ。



スタッフ


原作:石田衣良

脚本:宮藤官九郎

演出:堤幸彦、伊佐野英樹、金子文紀


こちらも豪華絢爛。石田衣良は今作の他にも『アキハバラ@DEEP』、『美丘-君がいた日々-』、『娼年』など多数、作品が映像化されている。才能あふれる小説家。

また宮藤官九郎は独特な世界観で描く脚本が、彼ならではのドラマとして仕上がっていく不思議な魅力の持ち主である。今作の他にも『木更津キャッツアイ』、『タイガー&ドラゴン』、『流星の絆』など、コミカルとシリアスを上手く混ぜ合わせた作品を多く手掛けている。

さらに堤幸彦は、映像作品において新しいシステムを取り入れ、日本テレビドラマ界に大きな影響を与えた人物。『金田一少年の事件簿』、『サイコメトラーEIJI』、『TRICK』などの話題作に多数参加している。



主題歌


SADS:「忘却の空」


黒夢のボーカリストとして活動してきた清春が自社レーベルで立ち上げた伝説的バンド『SADS』。その4枚目のシングル曲。

独特な歌いまわしとミステリアスな雰囲気が非常にマッチして、ドラマを盛り上げた。


2020年に放送されたアニメ版の第7話にエンディングテーマとして『25th Anniversary Ver.』が使用された。


必見ポイント



『池袋ウエストゲートパーク』は時代も相まって、バイオレンスなシーンが多く登場する。カラーギャングや暴力団が出てくる事もその一つだろう。そして、主人公のマコトは無鉄砲で決して頭は良くない故にスマートに事件を解決することは殆どない。さらに、毎話展開するミステリアスな事件は必ずしもハッピーエンドではない(無論、多くはハッピーエンドだ)。見る人によっては苦手な方もいるだろう。


しかし、登場人物達の想いや行動原理、それぞれの心の内はリアルで感情的で非常に共感できる部分が多い。自分の中に忘れていた熱い気持ちを思い出させてくれる。

それほどにエモーショナルなドラマなのだ。


また、軽快に放たれる多様なコミカルシーンも見どころの一つ。さっきまでシリアスだったのに、一瞬で気が抜けてしまう。緩急がついた作品でもある。

まるで感情のジェットコースターだ。


中でも特にオススメしたいのは9~10話(IWGP的に記すと九州の回~十手の回)。

このストーリー展開は誰が見ても熱く、そして切なくなる。そしてきっと、窪塚洋介の虜になるだろう。



おわりに


如何だったでしょうか。私は放送当時小学生だったので、リアルタイムの視聴者ではありませんでした。とあるきっかけで大学生の頃に見始めた時、ドハマりした事は言うまでもありません。比較的よく通っていた池袋が全く別の世界に見えた事も衝撃でした。

カラーギャングはもういないかもしれないけれど、G-Boysには入りたい。今でもその思いは変わりません。


自身の作品への影響した部分ですが、今作は意外に「巻き込まれ系主人公」の物語。

自ら進んで謎に挑んでいく探偵ではなく、ひょんな事から相談の形で持ち込まれた事件を、人の好さで解決していくうちに依頼が増えていく…本人の意向は関係なく。


そんな人間味のある主人公だから、登場人物からも、読者・視聴者からも愛されるのでしょうね。


 
 
 

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