ミュージアム
- kame kame
- 2021年10月19日
- 読了時間: 5分
更新日:2021年12月26日
『ミュージアム』2016年に小栗旬主演で映画化された問題作。過激さとセンセーショナルな内容が話題を呼んだ、名作の一つだ。

今回はこの作品の魅力をお伝えしていきたい。
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あらすじ
仕事人間で家庭を顧みない刑事沢村(小栗旬)は、猟奇的な殺人事件を担当する事となる。それは生きながらにして空腹の犬に食い殺されるという凄惨なものだった。
犯人はカエルのマスクを被った謎の人物。自らをアーティストと称し雨の日に次々と私刑のような殺人事件を繰り返す「カエル男」。謎に包まれたこのカエル男に振り回される沢村は、やがて被害者達のある共通点に気付く。それは被害者が全員、過去に起こった「幼女樹脂詰め殺人事件」の裁判員制度による裁判員だった事。それはつまり、息子と共に家を出て行った自身の妻も当該する条件となる……。
残酷な連続殺人事件と、それを平然と遂行する不気味な犯人、「カエル男」。いわばモンスターとも言える異常さに謎が加わり、物語が進むにつれて恐怖が増していく。そんなサイコサスペンス作品だ。
キャスト
沢村久志:小栗旬
沢村遥:尾野真千子
西野純一:野村周平
菅原剛:丸山智己
秋山佳代:田畑智子
橘幹絵:市川実日子
沢村将太:五十嵐陽向
瀬戸内綾子:滝沢涼子
小泉勤:山元隆弘
上原あけ美:佐藤聖羅
堤優一:田口巧輝
真矢恒彦:重松隆志
沢村久志の父:大森南朋
岡部利夫:伊武雅刀
関端浩三:松重豊
霧島早苗:妻夫木聡
主演は超人気俳優小栗旬、説明不要な程の大スター。彼の魅力の一つは演技に対する熱意である。本作『ミュージアム』の役作りでは監禁されるシーンに向けて「自分を監禁してくれ」と申し出て、監禁同様の状況に追い込む程。そんなひたむきさが映像を通しても伝わってくる。
2021年10月時点では『日本沈没』の主役も務める小栗旬の活躍は、今後も見逃せない。
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原作
巴亮介:漫画『ミュージアム』
2013年~2014年連載
全3巻
漫画原作である本作は、映像化にあたってほぼ原作内容を忠実に再現しているものの、少しだけ設定とラストシーンに追加がされている。
作者である巴亮介は作品の実写映画化に際し、「自分が描いたモノが映画になるなんて夢のようだ」と語っている。
見どころー身の毛もよだつ「私刑」ー
『ミュージアム』という作品には、平和とはかけ離れた残虐非道なシーンの数々が展開される。カエル男によって行われる「私刑」は思わず目を覆いたくなる光景だ。しかし人間は不思議なもので、怖いもの見たさという言葉の通り非日常であればあるほど魅入られてしまうのも事実である。
そんな「私刑」は独特なルールで行われ、被害者の人生にまつわる殺され方をされるのだ。
■ドッグフードの刑
女性を身動きの取れない状態にして、空腹の犬を放って生きたまま食わせる「ドッグフードの刑」。
被害者は普通の一般市民であるが、恋人と同棲を始めた際に犬アレルギーの彼氏の為に飼っていた犬を泣く泣く保健所に連れて行った事があった。
■母の痛みを知りましょうの刑
椅子に縛り付けられ、身体の様々な部位を糸ノコギリで少しずつ、じわじわと切り取られていく「母の痛みを知りましょうの刑」。
遺体発見時、被害者から切り取られた肉は計量器に置かれていた。その重さは3,280g。
被害者はひきこもりニートで、母の苦労も意に介せずスネをかじり続けていた事に由来する。
■均等の愛の刑
ある家庭と、クラブで働くホステスの元に大きなダンボール箱が届く。その中には頭部から全身を真っ二つに切られた男の遺体が入っていた。
被害者は妻子持ちの裁判官。ホステスと不倫していた為、均等にされた遺体がそれぞれに届けられた。
■ずっと美しくの件
巨大な冷凍庫の中で発見された女性裁判官。
彼女は白く全身が凍った姿で、彫刻のように美しい遺体になっていた。
被害者は美容整形を繰り返し、男をたぶらかして暮らしていた。その願いの通り永遠に美しくいられる身体となっていた。
■針千本飲ますの刑
椅子に座らされ両手を後手に縛られた男は、強制的に口を開けられた状態で大量の釘を体内に入れられていた。
被害者は占い師の男。彼の占いは嘘であるという比喩と考えられる。
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必見ポイントー加害者と被害者ー
『ミュージアム』はただ恐ろしいだけの作品ではない。凄惨な事件を追う刑事沢村(小栗旬)の精神的な憔悴と葛藤を描いた人間ドラマでもある。謎の犯人カエル男を追う内にかつてない窮地に立たされた主人公はある究極の決断を迫られる。それは大切な人を助けたければ、大切な人を殺すというもの。家族を囚われた、いわゆる被害者である主人公が殺人を犯す=加害者になるのか。極限に追い込まれた状況で、自分だったらどんな選択をするだろうか。
日常の中でもそんな危険と常に隣りあわせなのかもしれない。被害者になるか、はたまた加害者になるのか。出来ればそんな場面に出くわしたくはないものだが、いつそんな事が起きてもおかしくはない世の中だ。
主人公の葛藤を自分自身に置き換えながら視聴する事も、楽しみ方のひとつかもしれない。
おわりに
平和な日常と隣りあわせかもしれない非日常。カエル男は異常な殺人鬼ではあるが、この世のどこかに存在してもおかしくない……そう思わせる作品でもある。
謎とスリルと葛藤と、視聴するには多少のカロリー消費は覚悟して欲しい『ミュージアム』。
是非"大切な人"と一緒に観て、感想を語り合っていただきたい。
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